きょうは午前中からビガノフスキーさんとウンさんのお話を聞いてきた。むしろ、われわれが当然と思っていたことに、ある種の疑問が投げかけられた。足元がよく見えてきたというような気もする。われわれは行政相談制度という立派な制度を持っているけれども、決してこれで完成したわけではない。現在、日本は行政改革というものに取り組む最中であるが、行政相談制度をこの行政改革に中にどのように生かしていくかということも、これからの新しい課題ではなかろうかというように思っている。マレーシアでは、かなり行政改革との連携において制度を活用されているような印象を受けた。われわれも、行政改革を推進していく上で積極的な役割を果たすと同時に、行政改革が完成された後における行政相談制度の在り方というものも考えていかなければならないのではなかろうかというように思うわけである。本日の基本的なテーマは「連携」ということである。行政相談制度各レベルの間の連携というものもあるが、もし、民主党やさきがけが要求しているような行政監視評価委員会というものが国会に置かれるということになると、これはまた、新たな連携の問題というものが発生してくる。こういった問題について考える上で基本となるのは、野間先生の言われた「市民のスタンスに立ってそのニーズを見上げていく」という言葉に尽きると思う。これ以外に「連携」のキーワードはないので、これをキーワードとして採択することによって、このパネルディスカッションを閉じさせていただきたいと思う。